妊娠初期
色々書き忘れたことがありました。
まず、超初期の頃に着床出血はありませんでした。
が、ちょうどつわりが始まる5週目に入る頃、少量の出血がありました。それが4日ほど続いてすごく不安になったことを覚えています。
2日続いた時にクリニックで相談したところ、妊娠初期にはよくあることで、腹痛や鮮血、血の量が増えることがなければ様子見で良いと言われました。
言い方を変えれば何もできないってことですね。
初期流産は今の医学ではどうにもできないので、見守る他ないんです。
流産は妊娠の15%ほどあることで、妊婦さんの5~6人に1人はあることって言われました。
不妊治療していると数値は色々聞かされるけど、流産は結構確率大きいですよね…。
そう言われても、頭では分かっていても、心配で不安で仕方なかったことをすごく覚えています。
トイレに行くのがすごく怖かった…。
4日ほど続いたけど、ずっと出てる訳ではなく、量が増えることもなく、おりものに茶色の出血がまざる感じで、たまにおりものシートについてるって感じでした。
でも、止まった?と思ったら次の日またついてる、みたいな感じで、普段の生理とはやっぱり全然違うので、本当に怖かったです。
5週2日で胎嚢、6週2日で心拍を確認できました。
その頃は毎週のクリニックが緊張でヤバかった。
一つ一つクリアしていく感じ。
胎嚢見えたら次は心拍。心拍確認できたら、次は8週(流産が一番多い時期)、8週越えたら次は12週(初期流産と言われる時期)、そして次は16週の安定期といわれる時期、次は22週の流産が早産に変わる時期…っていつも次のラインを意識していた気がします。
初期は胎動も感じないからクリニックに行かないと赤ちゃんが元気か分からない。
だから、クリニックに行くのが楽しみというか、不安なときは行きたくて仕方なかった。
実際には妊婦検診以外で受診したのは、ひどい痒みのための一度だけですけど。
そうそう、12週になる頃、猛烈にあそこが痒くて、寝れないくらいになりました。
これはヤバイと思ってクリニックに電話して、妊婦検診以外で診察を受けたのですが、カンジダ腟炎になっていました。
今までなったことなかったので本当に驚きました。
妊娠して免疫力が低下するので、よくあることなのだそうです。
でも、まさか自分がなるとは…。
この頃つわりもかなりひどくてほとんど飲まず食わずだったのでそのせいもあったかもしれません。
薬は膣に入れる座薬と塗り薬をもらいました。
2~3日で痒みがおさまって安心しました。
産むときにカンジダだと産道から赤ちゃんに感染してしまうことがあるそうですが、妊娠期間中に治せば何も問題ないようです。
妊娠後期になると、必ずおりものの検査をされるのはそういったことがあるそうです。
中には症状が乏しくて気づかない人もいるとのことでした。
それから、つわりの時は気持ち悪い&吐くってことばかり書いたけど、熱っぽさもすごかったです。
だるくて頭重くて、よくおでこや首にアイスノン当ててました。
つわりが始まってわりとすぐ旦那とは寝室を分けました。
夜中も気持ち悪くて何度も目が覚めて嘔吐してしまってたので、旦那の仕事に旦那の寝不足で支障が出てしまうと思ったし、私も気を使うので。
うっ!気持ち悪いってなった瞬間に吐いてしまうので、トイレや洗面所にかけこむとかは無理でした。
ちなみに私の枕元にはバケツ(袋をかぶせた)、ティッシュ、水2~3本、スーパーの袋たくさん、果汁グミ、クッキーが手に届く範囲に常に用意されていました。
少しでも起き上がるのも辛かったので、ペットボトルにストローつけれるやつはかなり重宝しました。
寝ながら飲めるので。
毎日、旦那が仕事から帰ってくると、飲み終えたペットボトルと吐いた後のスーパーの袋を処理してくれて、新しいのを持ってきてくれました。
クッキーはお腹すいた時のために一応ありましたけど、つわりの1ヶ月半の間に食べたのはたぶん5枚くらいだと思います。カントリーマ◯ム(笑)
前回のブログに書いたとおり果汁グミぶどう味は食べれた(舐めれた)ので、旦那が毎日のようにコンビニで買ってきてすごい量になってました(笑)
実際には1日2~5粒くらいしか食べれなかったので、全然減らないのに。
旦那はその頃私が死ぬんじゃないかと内心かなり恐怖だったようで、少しでも食べられるものは、食べれた時のためにたくさん用意しておきたかったようです。
死ぬんじゃないかと私も思ったつわりも無事終わりかけた時は頭痛がひどくて大変でした。
ちょうど妊婦検診があったので、妊婦でも飲める頭痛薬を出してもらったんですが、これが効かなくて…。
結局頭痛も耐えるしかなかった。
それが終わった頃にようやく普通の生活に戻れるようになりました。
でも、寝たきりだった間にかなり体は衰えていて、食べれるようになっても胃が受け付けないし、歩けるようになってもすぐ疲れてしまうし、そこからのリハビリ生活みたいな期間は1ヶ月くらいかかりました。
なので、旦那とデートしたり、赤ちゃんのものを買いにいったりできるようになったのは、妊娠7ヶ月頃でしたね。
その頃に旦那と近場の温泉に2泊できたのも今では良い思い出です。
マタニティ旅行は賛否あるけど、妊娠経過があくまで順調な場合は、徹底したリサーチと、もしもの時にキャンセル料払う覚悟とかあれば個人的には良いのかなと思います。
ちなみに私は宿泊施設からの近くの産婦人科はもちろん調べましたし、疲れないために初日はゆっくり寝て昼頃家を出て、ほぼ観光せずに宿に行って、2日目もお昼以外は宿にいて、3日目はチェックアウトのあとお土産だけ買ってすぐ帰路につきました。なので昼過ぎには家に帰ってきてました。
せっかくの旅行だからと思って欲張りたくなるけど、そういう我慢は必要だと思います。
それから宿はマタニティプランがあって、口コミにも妊婦さんのコメントがあって、事前にこちらからの質問などもきちんと答えてくれるしっかりしたところを選びました。
あと、お風呂は感染症など色々な面で怖かったので、大浴場ではなく部屋についてるところにしました。
それなら旦那も傍にいるので、万が一のぼせたりしても対処してもらえるし、入るときや出るときに足を滑らせないように支えてくれたりもするので。
なのでお値段も結構高かった(笑)けど、マタニティの場合は安全が一番かな、と思います。
普段こんなにのんびりすることもないので、今は本当に良い思い出になって良かったです。
つわり
妊娠5週目に入ったその日、恐怖のつわりが始まりました。
たぶん一生忘れない…。その日は仕事でお昼まではかなり快適で元気そのものでばりばり仕事していたのを覚えています。
お昼を食べて、15時前くらい。
急に猛烈な気持ち悪さと吐き気が襲ってきた。
最初は昼に食べたものが悪かったのかな?って思ったのですが、
その日はコンビニのサラダとおにぎりを食べていて、胃がもたれるような揚げ物を食べた訳でもないし、食中毒なんかも考えられないからおかしいなと思いました。
しばらく仕事をしていると吐き気が収まったので、あぁ良かったと思っていたら、
16時ころ、16時半ころと、波のように吐き気が襲ってきて、そこでつわりだと気づきました。
実際は吐かなかったけど、トイレに駆け込みたくなるくらいの吐き気でした。
仕事するのもつらくて、本当にその日は早く帰りたくて、定時までがひどく長く感じました。早退しようかとも考えるくらいしんどかったけど、定時近かったので最後までいましたが、帰りの電車ではもうフラフラでした。
職場と家はかなり近い方で電車で3駅。しかも徒歩5分くらいだったのに、その距離が死ぬほど遠く感じた。
帰ってからはベッドから起き上がれなかった。
旦那につわりがきたことと、夕飯の準備ができないことを連絡して、とにかく寝てました。
その時はぶっちゃけ明日になれば少し良くなるかもとなぜか思っていました。
しかし、実際は夕飯も食べれず、なんとか寝ても吐き気で目が覚めてしまったりして、まったく良くはなりませんでした。
ラッキーなことに翌日は休みだったので仕事はなかったのですが、土日は何もできず、ただ気持ち悪くて苦しんでいたのを覚えています。
そして月曜から仕事に行けるのか…という心配もしていました。
そんな心配を吹っ飛ばすくらいに土日の2日でつわりはどんどんひどくなっていって、
結局はその後仕事に行けず、小さな会社だったので休職などできる状況でなく、そのまま退職することとなりました。
まさか自分がつわりで仕事を辞めるなんて夢にも思っていませんでした。
不妊治療期間も頑張って続けてきたし、産休まで働いて、育休後は戻るつもりでしたので…。
でも、正直自分でも無理だなって思うくらいひどいつわりだった。
シャンプー、洗剤、柔軟剤、石鹸、ファブリーズなどの匂いで吐き気を催すようになり、家のものをすべて無香料に変えました。
でも無香料でも独特のにおいがして、よく吐きました。
そして味噌やご飯のたける匂い、うどんのゆでる匂い、玉ねぎのにおいなどもダメになり、ご飯がまったく食べれなくなりました。
水場の匂い(お風呂、トイレ、洗面所など入るだけでもダメ)もダメになり、
なぜか旦那の体臭もダメになりました。
後半は本当につらかった…。
トイレもお風呂も行かないって訳にはいかないので、毎回泣きそうになりながら、吐きそうになりながら行っていたのを覚えています。
そして旦那の匂いに関しては、旦那は悪くないので言えないし、心配して背中撫でてくれたりする気持ちはすごく嬉しかったから言いたくなかったし、でも、旦那が近くにくると吐き気がとまらなくて本当につらかった。
つわりが終わったら嘘みたいに旦那から体臭なんて一切感じません。
今考えても不思議な現象だなと思います。
水の匂いがダメになる頃には、水飲んでも吐いてしまう状況だったので、栄養失調と脱水で歩けなくなりました。
妊婦検診の際に医者から入院するように言われたのですが、今考えれば入院すればいいのに、その時は家の方が落ち着くし家にいたいと思って断りました。
点滴をしてもらって、どうしても家にいたいなら何回吐いても、吐いただけ水は飲みなさいと言われて、家に帰ってから吐いては飲んで吐いては飲んで…と頑張っていたのを思い出します。
つわりは5週から始まって7週~11週くらいまでがピークで、水も飲めない状態でした。
文字で書くと、特に週で書くとなんとなく印象が軽くなっちゃうけど、実際は24時間50日程度そういう状態なので、本当につらいです。
ピークの後も急によくなるわけではありません。
ピークは毎日1日中気持ち悪くて、一日7~10回くらいは吐いていた感じ。
食べれない飲めない、動けない。
ほんとにひどい時はトイレまで旦那に連れて行ってもらっていましたし、お風呂も3日に一度とかで旦那に洗ってもらっていました。
~16週くらいまでは、吐くのが3回くらいに減って、少しずつ飲んだり食べたりできるようになっていく感じでした。
食べれるといってもこの頃の主食はアイスの実と果汁グミでした。
本当にたまーにそうめんとかおかゆが食べれたかな。2,3口くらいですけど。
~18週くらいになると、吐くのが2-3日に一度くらいになって、食べれるものも増えてきた感じ。そうはいっても1か月ほとんど何も食べてないので、急には食べれないです。少し歩いたりできるようになってきたけど、ほぼ寝たきりだったので、やっぱり急には動けないです。
そしてようやく動けるようになってきたこの頃になると、胎動を感じたり、お腹が膨らんでいることに気づいたりしました。
本当に寝たきりだったので、つわり終わってきて外に出ようと思って服を着替えようとしたら、お腹が入らなくて着るものがなくて困ったのを覚えています。
最終的にいつつわりが終わったんだ、って話になりますが、
結論を言うと終わっていません(笑)
吐くことはないですが、妊娠中期~後期も匂いで気持ち悪くなることがたびたびあります。
妊娠の本やネットでは、気分転換してーとか、心無い人は気の持ちようとか言ってくるけど、本当にひどい人は無理です。
炭酸なら飲める、トマトは食べやすい、意外に揚げ物は食べれるとか、こまめに食べようとかいろいろな対処法載ってますし、私も試したけど、ダメな人は全部だめです。
私の場合は本やネットに載っているつわり対処法は藁にもすがる思いでほとんど全部やった自負があるけど全部だめでした。
ちなみにスマホやテレビを見ることも気持ち悪くてできなかったし、本とかも無理だった。
電話で話すのも話してると吐いてしまうのでダメだった。
唯一の気分転換は曲を聞くこと、だったと思います。
つらくて毎日泣いていたし、あれだけ望んで不妊治療までして授かったのに、
妊娠がなかったことにできないか…と思ってしまったことも何度もあります。
薬などが飲めないので、どんなに辛くとも、耐えるしかありません。
でも、どんなにつらくてもいずれ終わりは来ます。
必ず来ます。
そしてその時きっと胎動の可愛さとかお腹のふくらみにいとおしさを覚えると思います。
赤ちゃんがどんなに可愛くても、つらかったことは忘れられないです。
少なくとも私は2度とつわりは体験したくない。
だけど、赤ちゃんがいると思うから頑張れることも確かにある!
仕事もやめてしまってまったく後悔がないわけではないです。つわりが軽くて続けられてる人がうらやましいです。
でも、これが私だから仕方ない!と開き直り(笑)
職歴としては損とか、人より遠回りとか苦労してるなとか思っちゃうけど、まぁ長い人生のほんの1回や2回、そういうことがあっても良いんじゃないかな!
無事生まれてきたら、何がどう大変だったか逐一話してやろうと思う(笑)
妊娠超初期
まず、妊娠超初期という言葉はネットではよく見るけど、一般的には認知されていないし、医学的にもなんの根拠もありませんので、そこ踏まえてのお話です。
一応超初期の期間は~4週目(生理予定日)までってことになります。
不妊治療していると排卵日が確実に特定できるので、ハッキリと何日目か分かりますが、自然妊娠の場合は通常、生理がこなくて妊娠に気づくと思うので、超初期の期間は意識していない人が多いと思います。
私の場合、
まず普段の生理の際にPMSが結構ひどいタイプで、妊娠したかも?って思った時はいつもと違っていたといえます。
具体的にはいつものPMSはだいたい生理10日前から始まります。
イライラして、だるく、やる気がでなくなり、仕事の後しんどくて横になってしまうことが多かった。
それから5日前くらいになるとむくみがひどくなり、お腹の調子が悪くなりました。
で、3日前~1日前に薬を飲まないとダメなくらいのひどい頭痛。生理痛のような痛みもありました。
毎回ではないけれど、だいたいいつもこの流れでした。
妊娠した時は、7日目まではいつも通りイライラしていたしやる気がでなくなったりしていました。
7~10日目に生理痛みたいな鈍痛を感じました。いつも早くても生理3日前から始まるので、あれ?いつもより早いなと思ったのを覚えています。
とはいえ誤差の範囲かなと思ってあまり気にしていなかったのですが、その生理痛みたいな痛みの期間が終わった11日目~は不快症状が一切なくなりました。
むしろめちゃくちゃ調子よくて、逆に普通の生理前はそんなことありえなかったので、あれ?体調が変だなと思いました。
そしてちょうど生理予定日の14日目に、口内炎ができました。
口内炎って私の場合は思春期の頃に何度かできたことがあるくらいで、大人になってから15年くらい一度もありませんでした。
なので、すごく驚きました。
そして同じ日になんかおりものが水っぽい?と思いました。
13日目まではおりものの変化もあまり感じず、いつもの生理前って感じでした。
文字にするとなかなかわかりにくいけど、毎月ちゃんと見ていたら、いつもと違うなって感じはするので、実際そうなったらすぐわかると思います。
なので、私は生理予定日に、あ、妊娠してるかも。と確信していました。
その二日後にクリニックの予定だったのですが、その日まで生理も来ていなかったので、確信めいたものを感じながらクリニックに行ったのを覚えています。
もちろん高温期のホルモン補充を行っていたので、生理がこないのは薬の影響も考えられますが、私の場合はPMSがあったので、いつもと違うという感覚が分かりやすかった気がします。
そして忘れもしない妊娠5週目。
ぴったり5週目に入ったその日からつわりが始まりました。
不妊治療延期の提言
おもわずブログを書いてしまいました。
コロナウイルスの感染者が増えて大変なことになってる。
東京は緊急事態宣言になってここから少なくとも1か月は自粛生活だ。
命あっての不妊治療。
当たり前のことだと思う。
でも、時間がない人たちの気持ちを考えるとやるせない。
だけど、クリニックも「密」の空間なことは確か。
命に係わる病気での通院とは違うから、不要不急ではないのでは?という意見もグサッとくるけど確かにそうかもしれないと思うところもある。
仮に今妊娠しても感染の恐怖はさらに増すだけだということも。
今確認されてる妊婦の感染は妊娠後期の人が感染しても、胎児にほぼ問題ないっていうことだけで、
赤ちゃんの器官形成などの1番重要な初期の時にかかってしまった場合、赤ちゃんが健康に生まれてくるかなんて誰にも分からない。
半年後くらいに中国で初めてわかることになるのかな。。
もし一生残る障害が残ったら親は悔やんでも悔やみきれないよね。
それでも不妊治療をやめるってことはとてもつらく、決められない人も多いと思う。
クリニックが閉まってやめざる得なくなっても、心から納得できるか、と聞かれればきっと心のどこかでずっと焦りをかかえて日々を過ごすことになるんだろうなって思う。
…なんとなくだけど、こういう時、旦那さんと温度差ある人も多いと思う。
結構男性って「こんな時期なんだから仕方ないだろ?」みたいなこと平気で言うから。
私の周りの人だけかな?…だとしたらごめんなさい。
もちろん、そんなこと私たち女だってきちんと理解してるのにね。
それでも割りきれないくらい辛いことなんだって、人生懸けてたんだよってことを分かってほしいのにね。
結局通院したり痛い思いしたり薬で具合悪くなったりしてないから言えるんだと思う。
色々な葛藤の中で大変な時期だし、誰も何が正解かなんて分からないけど、
どちらを選んでも後悔はきっとするし、どちらを選んでも、たぶんこの先不安はなくならない。
前向きな気持ちなんて今はなれなくて当然だし、ならなくていいよ。
漠然と不安でなぜか涙出てきたりするけど、それも自然な感情だと思う。
…と自分に言い聞かせる(笑)
治療中の人も、妊婦も、高齢者も、持病がある人も、…それからそうじゃない人もみんな不安なんだよね。
土日自粛したって会社は自粛してくれないし、いろいろ矛盾も多いのは地味にムカつくし。
何が言いたいのか分からなくなってきたけど、
とりあえず何の症状もなく今日を元気にいられることに感謝して、
自粛頑張ります!
検査
急に思い出しました。
不妊かもって思った時に、不妊検査をすることを深くおススメしますが、
クリニックによって検査項目が違うということ知っておいて欲しいと思います。
だいたいのクリニックでやっているのが以下の検査。
1 基礎体温
2 超音波検査
3 ホルモン検査・性病検査(血液検査)
4 卵管造営検査
5 フーナーテスト
だけど、実はちょっとしたことが不妊の原因になっている場合があります。
私も以前のブログで触れたけど、
一つ目に黄体機能不全。特に働いている女性は結構多いらしいです。
前回のブログに書きましたが、ホルモン補充の薬を高温期に飲むだけなので、不妊治療としてはとても簡単で、肉体的・精神的・経済的負担はほとんどないもの。
だけど、自然妊娠を目指している場合、気づきにくいものなので、(基礎体温を3か月以上取るとようやくあれ?って思うくらいです。ただし、基礎体温って意外と正しく計測するの難しいです。)ここを治さないとなかなか妊娠できないと思います。
そういえば私はタイミング期間1年くらいの間ずっと取っていたけど、人工授精にステップアップする時に、あまりのストレスで基礎体温測るの一切やめました。
夜中に目が覚めたりトイレ行ったりするときちんと測れないし、
仕事休みの日は遅くまで寝てたりするので、それでまた体温誤差出てくるし、
ちゃんと体温計を咥えたつもりだったのに、朝眠くて口が半開きみたいになって正確に測れてない時もありました。
グラフががたがたでそれがまたイライラするし、心配になるし…。
なので、高温期短い?あれ?おかしい?って思うまでに私は半年以上かかってしまいました。
次に甲状腺ホルモン。
血液検査で分かるのですが、以外とやらないクリニックも多い。
TSHというホルモンの値が健康な人の範囲は0.2-5らしいんですが、妊娠しやすくなるのは2.5以下なんだそうです。
私はTSHが2.8~3.2くらいで、健康には一切なんの問題もないけど、妊娠したいなら数値を下げた方がいいということを言われました。
それで、甲状腺クリニックへ通って薬を飲んでいました。毎日朝1錠飲むだけで、副作用もないし、通院がめんどくさいくらいでした。
ただ、甲状腺のホルモンって妊娠すると変動するそうです。
コウノドリ見てる人は思い当たるふしがあるかもしれませんが、甲状腺放置すると、
流産・早産、最悪の場合命を落とすこともあるようです。
なので、私は妊娠した後も念のため甲状腺クリニックに通って数値を確認しています。
もともと健康に問題ない数値なので心配しすぎかもしれないけど、妊婦検診では調べてくれないし、それこそ長い間不妊治療してようやく妊娠できたので、心配要素は一つでも潰しておきたかった。
甲状腺ホルモンの異常は女性におきやすいってことも知っておいた方がいいです。
実際、甲状腺クリニックいくと患者の7-8割が女性です。
しかも若い子も結構多い。
会社の健康診断とかで調べてくれるわけでもないので、妊娠希望する人は、自分で調べに行ってもいいと思います。
たぶん、それくらい重要です。
それから最後にビタミンD。
は?って思うかもしれないけど、不足している人、女性は特に多いらしいです。
ビタミンDは妊娠しやすくなるのは30以上が良いそうです。
私は調べたら25でした。ちょっとだけ足りない…。
医者からは市販のサプリを飲むように言われたのと、週2-3回15分程度日光に当たってくださいと指示されました。
ビタミンDは接種しても、日光に浴びないと意味ないんです。
私自身は日焼け止めなどは塗っていましたが、こまめに塗りなおすタイプではなく、多少焼けてもいいやって人だったのですが、それでも足りませんでした。
最近の女性は美白とか色白ってことを気にしすぎて、ほとんどの人がビタミンD不足らしいです。
サプリは2か月分で1000円くらいだし、私はそれ以降、会社の帰りとスーパーの買い物のときは日焼け止めしないようにしました。
私は子宮ポリープの手術をして、そしてすぐに妊娠に至りました。
大きな原因はポリープであったことに間違いはありません。
でも、幸運にも手術後すぐ妊娠できたのは、上記に書いたように妊娠しやすい身体にしていた、ということもあったと思います。
前のブログで葉酸以外何もしてないなんて書いておいて、嘘でした、すみません。
なんか知らないけど、そこがすっぽ抜けてて、ダメですね…。
ただ、それ以外は本当に何もしてません。今更説得力ない…。
意外と見落としがちの不妊原因だと思ったので書いてみました。
そういやテレビで少し前にやっていたけど、シンデレラ体重とか目指すの妊娠したいなら絶対やめた方がいいですよ。
当たり前のことだけど、よく食べて、よく動いて、よく寝る!ってのが1番です。
体質的に食べても太らない人っていると思います。その人が無理して食べる必要もないけど、食べたら食べただけ太る人(おおよその人がここですよね)がその人目指しても無理ですよwその人のベスト体重って骨格とか筋肉量によっても違いますし。
自分のことを言うのは恥ずかしいですが、私は平均体重より2キロくらい重いです。
だけど、ジムで測っていた筋肉量は年齢より8歳ほど若く、アスリート並みの数値でした。
もともと運動が好きだったのでその結果だと思います。
仮にこれを見ていて運動しなきゃって思った人がいたとしても、たぶん運動好きじゃないと思うのでストレスになるからやめた方がいいです。
人は向き不向きあります。
私は筋肉質タイプだと自分のことを思っているけど、それこそ若いときはモデルみたいな体型に憧れたし、それを目指したこともありましたけど、5キロ痩せても、あんま体型細くならないんですよね(笑)足とか痩せても、悲しいくらいがっしりしてるし。
なので諦めました。もう、こういう筋肉質な体型が私なんだと。
ちなみに5キロ痩せたときは低血圧と貧血(健康診断でひっかかるくらい)それから夏バテがひどかったし、年2-3回風邪ひいてました。けど、今の体重になってから、もう5年くらい風邪ひいていませんし、血圧も問題なく、真夏も元気です。
ちなみに予防接種しなくても、旦那がインフルエンザになっても、私はかかりませんでした(笑)
体調不良の心当たりある方は、たぶん今の体重はあなたのベストではないので、少し考えた方が良いと思います。
色々書いてきたけど、何かがヒントになって、今悩んでいる人が少しでも救われますように!
メンタル
今考えると、治療中のメンタル本当にやばかったです。
もともとはあまり深く考えないタイプ(笑)で、どちらかといえばポジティブだし、なんとかなる!って前向きな考え方をする人間で、自分でもそう思っていたけど、
不妊治療中は別人でした。本当に。マジです。
今思うと軽い鬱状態だったかもしれない。
自分で自分を否定してしまうというか、傷つけてしまうというか…。
例えば、自分は女性として欠陥品なんではないかとか、どうして自分だけ苦労しないといけないのかとかそんなことばかり考えて、苦しくて苦しくて仕方なかった。
妊婦さんや乳幼児を連れている人を見ると悲しい気持ちになることもありました。
マタニティマークを見るのがつらい時もありました。
芸能人の妊娠のニュースさえ聞きたくないと思いました。
他の人と自分は違う。
結婚していることとか、子供がいることが、その人の価値ではない。そう分かっていたのに。…いや実際には分かっていなかったから苦しんでいたのだと思います。
どんなに努力しても結果がでない治療。
痛いし、苦しい治療。
終わりの見えない治療。
…たぶん病まない人はいないと思います。
体外受精など高額な費用が理由であきらめる人もいる。
仕事との両立が難しく仕事をやめる人もいる。
そもそも今の治療では望めない人もいる。
そういう人もいるから、私はなんとか仕事を続けて、費用を出せて、治療できているのだから幸運な方だ、とそう思おうとしていたこともありました。
けど、だからこそ逆にいつまで続けるのだろうか?と思うこともたくさんあった。
辞め時が分からない。
子供が欲しくて、旦那に我が子を抱かせてあげたくて不妊治療をしていたはずなのに、
治療があまりにつらくて、この治療を終わらせたいから早く妊娠したいって、
おかしな考え方になったこともありました。
何のための治療なのか。
本当にこどもが欲しいのか分からなくなって、それでまた苦しんで…。
何をしていても妊活を考えてしまって、旦那との外食さえ楽しくないと感じた時も短い時間だけどあって、そんなときはだいたい感情を爆発させてしまって旦那と喧嘩したりしました。
離婚したら…という未来を考えたこともあります。
旦那に腹が立ってそう思う時もあれば、子供を産めない私とは別れた方が旦那のためだ、と思ってそう思うときもありました。
旦那は旦那なりにどんどん病んでいく私を心配していたようです。
薬で体調が悪くなることもあったので、私が辛いなら子供はいらないということは何度も言ってくれていました。
旦那が私を大事にしてくれていること、今なら理解できるけど、その時は「どうしてそんなこというの?」って思っていた気がします。
私こんなに頑張ってるのに。子供が欲しいだけなのに。どうして分かってくれないの?って。
私から言えることは、そういう時に治療のことや治療を終わりにすることを話しても無駄です。
なぜなら自分が自分の見失っているので。
私の旦那が言うように私が辛いなら辞めようってなると、私次第ってことになる。
私さえ我慢すれば続けられるっていう風になっちゃう。
そうやって勝手に孤独な気持ちになって一人で戦わないといけない気持ちになる。
だから、治療を開始する前に話してお互い納得して治療の終わりを決めておくことが大事。
だけど途中で治療が変わることも多いし、私みたいに手術とかあるとスケジュールもどんどん遅くなっちゃう。
だから都度話すことも大事。
だけど、話すときは二人で病院行って、客観的に今自分がいる位置を確認できるときにしましょう。
私は、ずっと我慢というか、受け止めて聞いていたけど、
「私が辛いなら辞めるっていうのは私からはやめられないんだよ?」って旦那に話した時楽になりました。私一人できめなきゃいけないって思う。孤独を感じてるって。
旦那はもちろんそういうつもりで言ったわけではなかったけど、私任せみたいに聞こえるのは確かにそうかもしれないと納得してくれて、ごめんと謝ってくれました。
そこから休日に病院があるときは必ず一緒に来てくれたし、診察の時に積極的に医者に質問している姿を見るようになり嬉しくなったのを覚えています。
そして、そんな旦那を見て、分かりやすく私の精神も落ち着いて(笑)そこから前向きに治療できるようになったと思います。
そしたらいろいろなこと吹っ切れちゃって(笑)、今までやっていた妊娠するための努力をほぼ全部やめちゃいましたw
たとえば温かいものしか飲まないとか、お風呂に毎日つかるとか、お菓子を控えるとか、カフェインやお酒を飲まないとか、夏でも腹巻つけるとか靴下2枚重ねとか、ルイボスティーやお酢を飲むとか、ぜーんぶ辞めました(笑)
だって、正直やらされてる感がすごくて、毎日窮屈だったから。
前のブログで書いたように葉酸を飲むこと以外は全部やめました。
でも、妊娠しました。
もちろん妊娠してからはお酒やカフェインは控えていますけど、必要以上に何かをしていることはありません。
それでもちゃんと継続できています。
不妊治療の苦しさって本当にやったことある人しか分からないと思う。
治療によって苦しみも違うし、あきらめる苦しみもまた違う。
同じ不妊治療した人同士でも全部は分かり合えないと思う。
だからこそ、パートナーにはたくさん話して甘えてちょっとヘビーに寄りかかってしまってもいいと思う。
個人的には子供がいてもいなくても、こういうことを乗り越えた夫婦はやはり仲良く、絆深く、素敵な夫婦だと思います。
今もしメンタルおかしくなっていると思っている人がいたら、あなただけじゃないから大丈夫って言いたいし、
そこの抜け出し方は意外と小さなことだよと伝えたいです。
移植
そしてついに移植の周期。
自然周期とホルモン補充周期があったけど、私は排卵に問題はなかったので、自然周期で移植。
生理3日目にホルモン検査してOKだったので、次に11日目にエコー。その時右に18ミリの卵があることを確認。その日の夜22時にスプレキュアして、3日後に排卵確認へ行きました。
問題なく排卵済みを確認したので、その翌日に凍結初期胚を戻しました。
転院先の病院は移植後の安静時間はなかったので、移植後ホルモン注射をお尻にしてもらったら、さっさと着替えて帰りました。
もちろん安静を望む人や体調が悪くなってしまった場合は休めます。
そして移植から5日後にホルモン注射を受けに通院。
そのあとは判定日です。
そして、判定日。
血液検査で妊娠(HCG)判定するのですが、診察室に入った瞬間に確信しました。
だって、私が座るところにピンクの紙が置いてあるんだもん。
こんなこと今まで一度も無かったんですよ。
席に座ると同時に妊娠反応が出たことと、週数、予定日が書かれたピンクの紙が目に飛び込んできて、そして先生からの「妊娠反応でてますね」って言葉に泣きそうになった。
私にも本当にこんな日がくるなんて!
横に旦那がいたので振り返ると「良かったね」って…なんでそんな他人事?
思わず笑ってしまいました。
帰ってから聞いたら私が嬉しそうすぎて思わずそう言ってしまったらしいです。
浮かれていると怒られそうですが、妊娠検査薬が陽性になるところをどうしても見てみたくて、分ってるのに買ってきてしまいました。
妊活を始めた2年ちょっと前からずっと夢見ていた瞬間だったのでお許しください…。
もちろんくっきりと陽性になって、2重で嬉しかったことを思い出します。
まだ初期で、流産の可能性も高いから手放しでは喜べないけれど、
それでも2年ちょっと一度もかすらなかった私からしたら今は奇跡のような感じです。
今回このことをブログに書いたのは、こういうパターンもあるよって知ってもらいたかったからです。
私のポリープは一般不妊検査では見つからなかったし、子宮鏡で見つかった時も小さいから手術しなくてもいいって先生が言っていたんです。
もしかしたら生理でなくなってしまうから、手術当日にポリープがなくなってるかもしれないって。そう言われたらじゃあしなくてもいいかって思うと思うんです。
でも、実際取ってみたらポリープは8ミリほどで、子宮が5センチほどの臓器なのでそこから考えても消して小さくはないんです。先生もそう言っていました。
子宮鏡では見ることができなかったってことになります。
それにポリープを取らなかったら内膜炎も治らなかっただろうから、きっと何度体外受精しても妊娠することはできなかったと思います。
原因にたどりつくまで1年半ほどかかりました。
手術の検査~術後治療開始まで半年かかりました。
転院は2回しています。
33歳で不妊治療を始めた私も35歳になりました。
結婚したのは31歳なのでもっと早く始めていたら、高齢出産にならずに済んだのかもしれません。
今、子供が欲しい人、治療するか悩んでいる人は早く始めてほしいと思います。とにかく不妊治療クリニックに行くってことです。
1年間避妊なしで性行為して子供できないのは、絶対原因あります。
冷え性を治すとか、タバコ酒をやめるとか、食生活気を付けるとか、体を動かすとか、鍼に通うとか、サプリ飲むとか、ネットにはいろいろな情報あるし、
私もいろいろなことをしてきたけど、そんなものなにやっても妊娠しませんでしたよ。
そんなことするならクリニック行きましょう。それだけです。
実際私が妊娠した時は、夏だったのもあったけど、ほとんどシャワーで薄着だったし、冷たいものも食べて飲んでいたし、お酒も飲んだし、別に特別運動もしてないです。やっていたことといえば葉酸飲んでいたことくらい。
普通に仕事して普通にご飯食べて普通に寝ていただけ。
おかしなサプリや無理な健康生活する前に、プロにお願いしちゃいましょう。
もちろんお金はかかるし、時間もかかるし、痛いし、精神やられます。
だけど個人的には、毎月生理になって泣いていたタイミング時期が1番つらかったし、私みたいにだいぶ遠回りしてしまうこともあると思うので、何かの参考になればと思いました。