chunblackの日記

約2年半の妊活→妊娠出産の記録

体外受精 2

2回目の体外受精は、前回から1か月休憩期間を開けてからでした。

やはり卵巣を刺激してしまうので、連続して採卵することはできないそうです。

低刺激で薬などを使用しない場合は連続で採卵できるそうです。逆に高刺激の場合は2-3か月休憩期間を取らないといけないそうです。

それくらい、やはり不妊治療は体に負担がかかる治療だということですね。

結果としては、成熟卵1個しか取れず、前回同様胚盤胞まで育ったものの、凍結できずに移植できませんでした。

今回もクロミッドで卵を成長させたのですが、卵3個エコーではあったのですが、2個は未熟すぎて採卵もできず、成熟した1個のみになりました。

私はこの胚盤胞になったのに凍結できない状況が意味がわからなくてかなり混乱しました。

ネットで調べても、分割が止まってしまって胚盤胞にならなかったというケースはよく見るのですが、胚盤胞になったのにダメだったという体験談がなくて、不安になりました。

胚盤胞までなっているからと前向きに捉えればいいのか…でも結局移植できないんじゃ意味ないし…と。

で、培養士さんに納得できないと詰め寄った(笑)のですが、そしたらこんな話をしてくれました。

胚盤胞になった後も培養を続けて次の日に凍結するらしいんですが、その次の日に胚盤胞がまったく成長してなくて小さいままなんですって。

だから凍結して移植しようとすれば出来るけど、妊娠する可能性はかなり低く、凍結&移植の料金がかかってしまうので、凍結できない卵と判断したと言っていました。

そしてこの判断はそのクリニックの基準であり、他のクリニックならもしかして移植するかもしれないとおっしゃってました。

その話を聞いて、こちらの負担を考えてくれて良心的な対応してくれてるんだなと思いつつも、やはりこちらとしては、でも移植したら妊娠したかもしれなじゃんという気持ちも拭えませんでした。

移植できないんじゃ、その周期は可能性すらないわけですからね。

ただ、プロがそう言っているので、その判断が正しいと私は思っています。

で、なんで胚盤胞になったのにダメだったかという原因についてですが、培養士さん曰く、胚盤胞になる時に卵が1番エネルギーを使うそうです。

だから、そこで力を使い果たしてしまうと、胚盤胞になったのに、そこで成長がとまってしまうという状況になる。

そしてそれは卵の質が関係していると思いますとのことでした。

…ってーことは卵の質はそこまで悪くない(受精して胚盤胞にはなっているので)、が、良いわけでもないということか。

そういえば黄体機能不全もきちんと良い排卵をしていれば、勝手に黄体ホルモンが出るので解消するという記事をみたことあるような…。

私は今まで着床する高温期が大事と考え、特に排卵後は色々気を付けて、体を温めたり、無理しないようにしたり、高温期にいいという食べ物を食べたりしていました。

しかし、生理がくるたび、ああ今周期もダメだったと結構好きに飲み食いして、我慢していたカフェインやお酒を飲んでいました。

しかし、体外受精すると生理2-3日目から治療が始まりますが、つまりその時に今周期の卵が成長して出始めてきているということで、

卵の質ということに関しては、実は低温期の生理~排卵までが重要なんじゃないかと思い始めました。

ネットを見ると、数カ月前から育っている選ばれし卵が出てくるとか…いやそもそも生まれた時から女性は体内に卵子があるわけだし、それはどこまで本当か分からないですけどね。

でも、生理始まってから何個か卵が出てきて、だいたい生理終わる頃に選ばれし1個が決まるというのは医者もそう言っているので間違いない。

だから、体外受精はたくさんの卵を取りたいから、1個に決まる前の生理2-3日目に治療が始まり、たくさんの卵を育てるわけだし。

ならやっぱり卵を育てる時期は生理~であることに間違いない。だから低温期こそ重要なのでは、と考えを改めることにしました。

実は2回目の採卵の翌月、生理が来ないという人生はじめての経験をしました。

今まで寝不足だろうが引越しとか結婚で環境が変わろうが、残業続きで疲労困憊でも、インフルエンザで高熱がでた時も、生理はきっちりほぼずれなく毎月来ていたので、本当に不安になりました。

生理予定日1週間過ぎていよいよやばいと思い病院へ行きました。

すると、「子宮内膜は厚くなっていて生理前の状態です。ただ、左の卵巣に24mmの卵があるから、排卵せずに残ってしまったのだと思う」とのことでした。

で、内膜の状態から生理は明日くるかもしれないし、2週間こないかもしれないとのことで、結局ピルを飲んで生理をおこすことになりました。

採卵した翌月もしくは翌々月にこうしたことが起こることがあるそうです。

まああんだけ色々やれば卵巣も子宮もダメージ受けるに決まってるし、仕方ないです。

体をいたわる休み期間として、2か月休んだのですが、

体外受精3回目チャレンジで生理3日の日にエコーを見たら卵巣が腫れていて、その周期の治療はできないと言われてしまいました。

中刺激だったのに、2か月も休んだのに…です。

全員がそうではありませんが、体外受精をすると卵巣と子宮のダメージもかなり上がります。

毎月治療ができるわけではないということを知っておいてほしいです。