chunblackの日記

約2年半の妊活→妊娠出産の記録

体外受精 1

初めての体外受精

生理5日目よりクロミッドを飲んで、卵が複数個とれるように育てます。

クロミッドのみなので目標は2-3個とのことでした。

前のブログに書きましたが、一度の採卵で卵を何個とれるようにするかによって、

薬も注射もそれに伴う通院も回数が異なります。

私の場合は自然に近い中刺激のクリニックだったので、薬のみだったようです。

結果としては、卵2個とれて(1個成熟卵、1個未熟卵)→成熟卵を2日目(4分割新鮮杯で)移植→妊娠至らず。でした。

未熟卵は胚盤胞まで育ったものの、凍結できずに終わりました。

取れた卵にはグレードがつきます。

受精卵のグレードというのは病院によって基準が違うようですが、卵の見た目だけで1~5に分けるらしいです。1が良くて5が悪いです。

でも医者曰く1~3は妊娠率は変わらないそうなので、3だからといって落ち込むことはありません。問題は4と5ですが、だいたいの病院は5は移植できません。4は病院によるのですが、私の通っていたクリニックは4は妊娠の可能性がほぼ無いことを説明した上で患者が希望すれば移植できるということでした。

そして、このグレードは卵の質に左右されるそうです。

卵の質は年齢に大きな影響を受けますから、若い人より年齢が高い人の方が、一度の採卵で取れる量も、その卵が受精する数も、その受精卵が分割し新鮮杯(もしくは胚盤胞)になる数も、どんどん減っていくということでした。

だから同じ治療をしても、20代なら10個採卵して→9個受精して→6個移植できる卵になるのに、35歳を過ぎると6個採卵して→3個受精して→1個しか移植できる卵ができないということになります。

これは極端な例で、若くてもダメな人もいれば40歳でもたくさん取れる人もいます。だけど卵子の老化はありますので、1歳でも若い方が良いというのは確かです。

年齢の老いはどうにもできないけれど、卵の質は食べ物や睡眠などの質をあげると多少改善するというデータもあるらしいので、そういった意味でも先に自分の体調を整えておくって大事なことだと思いました。

またAMHという卵子の数を計る検査が一般不妊検査にあって、体外受精する頃には全員受けていると思いますが、この数値が悪い人は卵が少ないってことなので、なかなか良質な卵を採卵するのが難しいようで、薬や注射を使っても効果が出にくいとのことです。

この卵子の数は年齢に大きく左右されますが、若いころの行いもかなり関係してくるようで、無理なダイエットやタバコ、慢性的な睡眠不足などの不健康な生活をしていると若くても大幅に減っていることが多いようです。

タバコやお酒はともかく、ダイエットは女性ならされている方も多いと思いますので、個人的には小学生や中学生の授業できちんと過度なダイエットの危険性は説明して欲しかったなと思います。

自分の体のことなのに知らないことばかりなんだなって不妊治療して思います。

女性の体って本当に神秘的ですね。

しかし体外受精なら妊娠できると思っていた私は、妊娠してないと知ったときは、かなりショックで、病院で泣きそうでした…。

こらえて帰ったけど、家に着いた途端わんわん大泣きしてしまって、旦那がずっと慰めてくれたことを思い出します。

ネットで見た情報をそれこそ鵜呑みにしてしまっていて、1回目が妊娠しやすいと思い込んでいたんです。(先生に聞いたら実際にはそんなことはないそうです)

このあたりでネットはやっぱり見るものじゃないなって思いました。参考のつもりで見ていたはずなのに、信じていたわけですから。

ネットは見るなって旦那からは何度も言われていたのですが、やはり期待と不安で検索してしまうじゃないですか。

だけど、ここでようやく、ネットは見るけど信じない(笑)と決めました。